国際ジェンダー学会2022年大会のご案内(第3報)

 オンラインと対面で9月2日(金)~3日(土)に開催する国際ジェンダー学会2022年大会のプログラムの詳細が決まりました。また一般参加申し込みも開始いたします。以下の大会サイトから申し込みください。申し込み方法をよくご確認のうえ、必ず8月20日(コンビニATM 払いの場合は8月19日)までにお申し込みくださいますようお願いいたします。

1. 大会参加の申し込みと参加費のお支払い

【参加費】

1. 学会員(一般):3,000円

2. 学会員(学生):無料

3. 非学会員(一般/学会員の紹介者なしの学生):4,000円

4. 非学会員(学会員の紹介者有りの学生):無料

5. 非学会員(1日目のシンポジウムのみ参加):無料

6. 非学会員(2日目のシンポジウムのみ参加):500円

*非学会員の学生の方は、学会員の紹介があれば無料です。Peatix でのお申し込み時に紹介者の会員名をお書きください。

*非学会員の方で、2 日目のシンポジウムのみ参加の方は500 円となりました(第2 報からの変更点)。

*2 日目のシンポジウムのみ参加希望の非学会員の学生の方で、学会員の紹介のある方は4 をお選びください。

*参加費無料の方も必ず参加申し込み手続きを通じてご登録ください。

【大会参加申し込み&お支払いURL】 https://isgs2022.peatix.com

【参加登録およびお支払い期間】 2022年8月5日(金)~8月20日(土)

*コンビニ/ATMでのお支払いはPeatixのシステムの都合上クレジットカード払い期限(8月20日)の1日前に締め切られますので、8月19日までにお支払いまでお済ませください。

*コンビニ/ATMでのお支払いは、1件あたりPeatixの手数料220円が別途かかります。

*なるべくクレジットカード払いでお願いいたします。

*お支払いが確認できない場合、チケットは自動でキャンセルされますのでご注意ください。

*参加費納入後は理由の如何を問わず一切返金はできません。

*参加費の領収書はPeatix上で発行されます。チケットお申し込み完了後、注文履歴画面またはお申込み詳細メールから領収データにアクセスしてください。アクセス方法は https://helpattendee.peatix.com/ja-JP/support/solutions/articles/44001821741 からご確認ください。


2. 大会プログラム

■ 2022年9月2日(金)オンライン

個人発表 10:00~12:30

Room 1

座長:鴨川明子(山梨大学)

発表1:教員の働き方とキャリア形成に関するジェンダー分析―全国教員調査をもとにして―

木村育恵(北海道教育大学)、河野銀子(山形大学)、田口久美子(和洋女子大学)、池上徹(関西福祉科学大学)、跡部千慧(立教大学)、高野良子(植草学園大学名誉教授)、村上郷子(法政大学)、井上いずみ(公立学校教員)


発表2:出稼ぎからキャリアの模索へ―東北タイ農村女性のライフコース選択にみる自立と依存

木曽恵子(日本学術振興会/宮城学院女子大学)


発表3:公務非正規労働従事者女性が日頃感じていること―計量テキスト分析からわかること―

池橋みどり(所属なし)


発表4:1950 年代から80 年代の働く女性の服装規範――雑誌『若い女性』の表象分析から

高橋香苗(東京大学)


Room 2

座長:郭立夫(東京大学総合文化研究科)


発表1:現代日本社会の男性美容を起点とした男性性理論の批判的検討―パフォーマティヴィティの応用可能性

小口藍子(お茶の水女子大学 人間文化創成科学研究科)


発表2:冷戦期東アジアにおける軍事マスキュリニティの形成 韓国を主な事例として

福永玄弥(日本学術振興会/日本大学)


発表3:中国におけるフェミニズムのポリティクスと性的マイノリティ フェミニズム行動派の運動を中心に

文可依(東京大学 総合文化研究科)


発表4:ロールモデルが性的少数者の福祉に与える影響に関する研究

白亨周(大阪大学 人間科学研究科) 、高篠仁奈(立命館大学)


Room 3

座長:平野恵子(横浜国立大学)


発表1:地域防災活動を担う女性の実態と意識 静岡県における質問紙調査より

池田恵子(静岡大学)


発表2:東日本大震災と「災害弱者」の防災・復興への参画——「女性防災リーダー」の事例から

内田賢(一橋大学 社会学研究科)


発表3:フェミニスト政治経済学アプローチによる東京五輪分析の試み

本山央子(お茶の水女子大学)


Room 4

座長:菅野摂子(埼玉大学)


発表1:慢性疾患を生きる家族の語りにみられる「将来」の相違―性腺機能不全を主病態とするターナー症候群当事者とその母親への聴き取りから―

高口僚太朗(中央大学)


発表2:女性たちによる精神障害者支援の40 年 ライフ・ヒストリー調査から

鴨澤小織(日本大学)


発表3:「母子健康センター政策」全58 年の盛衰と「助産者のケア」力

中山まき子(同志社女子大学)


発表4:女性の健康をめぐって―変わったもの、変わらないもの、変えるもの 健康についての運動を手がかりとした授業実践の報告と今後

阿部貴美子(実践女子大学)


Room 5

座長:小川真理子(東京大学)


発表1: 国家統治と家族の二重の「価値」に直面して生きる中国の性的マイノリティー―世代間の差違を事例に―

孟令斉(一橋大学 社会学研究科)


発表2:育児期の親への理解をめぐる課題―ポジショナリティの視点からの考察―

仁科薫(大妻女子大学)


発表3:テレビ業界におけるセクシャル・ハラスメント

花野泰子(東京女子大学)


シンポジウム1 13:30〜16:00 オンライン

テーマ:家事・ケアサービス、使う側の責任を考える−―市場経済化に抗する運動の可能性(企画・司会 山根純佳)

形式:オンライン(Zoom)

司会: 山根純佳(会員・実践女子大学)

登壇者:伊藤るり(会員・津田塾大学)、森千香子(同志社大学)、大橋史恵(お茶の水女子大学)、中野円佳(東京大学)

 本シンポジウムでは家事やケアを「市場サービス」として消費するのではなく、女性が担う「家事労働」を評価しつつ、搾取的ではない関係を築いていく可能性について「使用者(利用者)」側の運動や活動に焦点を当て議論します。報告1の伊藤るりさんからは、フランスの非営利雇用主団体・全国個人家庭雇用主連盟(FEPEM)の歴史と活動について、報告2の森千香子さんにはアメリカのワーカーズ・コープの活動についてお話いただきます。また東アジアをめぐっては、報告3で大橋史恵さんから香港の家事労働者の雇用主組織の動きについて、報告4で中野円佳さんからシンガポールの家事労働者雇用と日本のCtoC家事・ケアサービスの現況についてお話しいただきます。制度、文化的条件の異なる国家・地域間の比較を通して、使用者(利用者)と労働者の連帯の可能性について考えます。


■ 2022 年9 月3 日(土)実践女子大学渋谷キャンパス

ラウンドテーブル 9:30~11:30

1. 保育の質を考える―保育者の専門性の観点から

608教室

企画者:鵜沢由美子(明星大学)、田口久美子(和洋女子大学)、太田由加里(日本大学)

話題提供者:鵜沢由美子(明星大学)、田口久美子(和洋女子大学)、太田由加里(日本大学)


2.バングラデシュ村落の女性のリプロダクティブ・ヘルス-MDGs がもたらしたもの

60B教室

企画者:松岡悦子(奈良女子大学 アジア・ジェンダー文化学研究センター)

話題提供者:五味麻美(川崎市立看護大学)、諸昭喜(国立民族学博物館)、曾 璟蕙 (奈良女子大学 アジア・ジェンダー文化学研究センター)、嶋澤恭子(⼤⼿前⼤学)

司会:松岡悦子(同上)


3.在日タイ女性とつながる ―オリエンタリズム批判の再検討を通じて

60A教室

企画者:企画者:齋藤百合子 (大東文化大学)

話題提供者:江藤双恵(獨協大学)

話題提供者:新倉久乃(フェリス女学院大学大学院博士後期課程)

司会:齋藤百合子 (大東文化大学)


4.出生前検査/中絶手術と産婦人科医療のいま―産婦人科医へのインタビュー調査から

607教室

企画者:菅野摂子(埼玉大学)

話題提供者:柘植あづみ(明治学院大学)、齋藤圭介(岡山大学)、佐野敦子(東京大学)、二階堂祐子(国立民族学博物館)、石黒眞里(明治学院大学)、菅野摂子(埼玉大学)


5.クィアな欲望と身体

609教室

企画者:佐川魅恵(東京大学大学院)

話題提供者:佐々木裕子(東京大学大学院)、 程斯(東京大学大学院) 、佐川魅恵(東京大学大学院)

司会:清水晶子(東京大学大学院)


総会11:40〜12:50

501教室


シンポジウム2 14:00~16:00

テーマ「パンデミック禍のケア―その困難と課題」(企画・司会 江藤双恵)手話通訳付き

場所: 実践女子大学渋谷キャンパス 501教室

司会: 江藤双恵(会員・獨協大学)

登壇者: 沼田あや子(会員・白梅学園大学)、小野寺善子(非会員・NHK手話キャスター)、木曽恵子(会員・日本学術振興会)

 どの社会でもケア役割・責任は女性に押し付けられがちである。しかし、ケアを担う女性の生きづらさには共通点とともに異なる面もある。本シンポジウムでは、まず、異なる面に着目し、パンデミック禍でどのような課題が生じたかについて、女性たちの具体的な経験をもとに通文化的に比較し、解決すべき課題について検討する。報告1の沼田あや子は、不登校児のケアを担う母親たちの事例、報告2の小野寺善子は、子育て中のろう母親が直面するマジョリティ社会との軋轢について、報告3の木曽恵子は、東北タイのケアをシェアする女性たちの事例について報告し、日本社会でのマジョリティのケアイメージを相対化する。


3. 飲食について

 感染防止対策のため、9Fカフェテリア以外では飲食は禁止になっています。昼食をとられる際は11:00-14:00の間にカフェテリアをご利用ください。大学内コンビニも含め、食料を購入する場所はありません。昼食や間食は各自ご持参ください。


4. 感染防止対策について

9月3日(土)は対面での開催となります。以下のガイドラインに則り、感染防止にご協力をお願いいたします。


大会参加条件

・大会前日、当日に、発熱、咳、咽頭痛などの症状がないこと(抗原検査で陰性がわかっている場合を除く)

・同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいないこと


キャンパス利用にあたって

・不織布マスクを着用のこと(特別な事情がある場合は除く)

・指定された場所(9Fカフェテリア)以外での飲食は禁止とする

・食事中は黙食すること

・カフェテリア利用後は、ウェットティッシュでテーブル等を拭くこと


その他

・大会中の事故や新型コロナウイルス感染に伴う補償は、参加者の自己責任において行うこと


5. 問い合わせ先

大会実行委員長 山根純佳 yamane-sumika@jissen.ac.jp

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